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K-POP英語コンテンツの日本語訳。たまに韓国語も。

【日本語訳】K-POPスターを支えるアメリカ人たち③

K-POPスターは知っている。それなら彼らを支えるアメリカ人プロデューサーとソングライターに会いにいこう!#3

 

2020年3月29日にCNN Entertainmentに掲載された「You know your K-pop stars. Now meet the American producers and songwriters behind them」の日本語訳です。

 

非常にボリュームがあるため、数回に分けて投稿していこうと思います!(笑)

 

今回は「Melanie Fontana & Lindgren」について紹介します。

 

【元記事】

 BTS, Red Velvet, Blackpink: Meet the American producers and songwriters behind your favorite K-pop stars - CNN

 

☆☆☆

 

Melanie Fontana & Lindgren

 

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Melanie Fontana,、Lindgren (真ん中)、 マネージャーのJustin Garza.

《Melanie Fontana & Lindgrenの楽曲》

BTS「Boy With Luv」「ON」「Euphoria」、Twice「Trick It」、I.O.I「Crush」、TXT「Crown」、EVERGLOW「Bon Bon Chocolate」

 

ソングライターのMelanie FontanaプロデューサーのLindgrenは、K-POP界で一番の勢力を誇るBTSと作業をした究極のパワーカップルだ。

 

Fontanaのソングライターとしてのキャリアは、ジャスティン・ビーバーの「Home This Christmas」の作詞に参加した後、彼女がたったティーンエイジャーだったときにはじまった。彼女は2013年にK-POP界への進出を果たし、少女時代の「Stay Girls」の作詞を手伝った。

 

しかし彼女の生活はBTSジョングクの「Euphoriaの作詞に参加したときに一変することとなった。

 

「もしあのときにこのようなことが起こらなかったら、私たちがいまこうしていられるとは思いません。」とFontanaは言う。

 

「彼らはいつも決まってスタジアムで公演をしたし、その規模の大きさに信じられなかった。BTSがスターだということは知っていたし、いつも遠く離れたところから彼らをすごいと思っていた。だけど、彼らが本当に私のようなちっぽけな女の子と作業したいだなんて、考えもしなかった。わかりますよね?だけど、ほんとに一緒に作業することになったんです。」

 

Fontanaの才能をみて、BTSが所属するBig Hitエンターテイメントはグループ用の曲の作詞のために再び彼女に助けを頼んだ。

 

FontanaとLindgrenはスタジオに直行し、ロサンゼルスとソウルの間で曲のアイデアを何度も送りあったのち、「Boy with Luvは誕生した。

 


BTS: Boy with Luv (Live) - SNL

 

この曲はすぐにビルボードチャートでトップにかけあがり、アメリカで100万枚以上を売り上げたためアメリカレコード協会によってプラチナ認定を受けた。

 

「The Late Show with Stephen Colbert」から「Times Square on New Year’s Eve」まで、「Boy With Luv」は様々な場所で披露された。FontanaはBTSが「SNL」で「Boy With Luv」を披露する際、バックボーカルとして彼らと共演する機会さえ得た。

 

そしてFontanaとLindgrenがこの曲はほかのプロデューサーやソングライターとの緻密な努力の成果だと考える一方、自分たちが制作に参加した曲が成功したことは「人生において最高の栄誉の一つ」とみなしている。

 

まるで自分の芸術作品がルーブル美術館に展示されているかのようです。」とFontanaはいう。

「アーティストはみな人々からの称賛を望む気持ちが強いはずだし、それはとても満足感が得られることです。特に、長い間思ったよりもいい評価を得てこなかったジャンルで作業するときは余計にその気持ちが大きいです。」

 

「私がK-POPの歌詞を書き始めたとき、アメリカ人の同僚の何人かはアメリカで旋風を起こすようなアーティストと作業したいと思わないの?』という感じでした。私はただK-POPへこのような親しみがあったから『まあ、そうね。確かにアメリカのアーティストに曲を書きたいけど、この仕事にも熱中しているの。』と。」

 

☆☆☆

 

Fontanaさんメインの記事だったようです。

 

アメリカのソングライターさえ虜にするBTS、やっぱりすごいですね(笑)

 

興味深かったのは、FontanaさんがK-POPの作詞に参加することへのやりがいについて。

 

確かに、アメリカは長い間世界の音楽の中心で、その国のソングライターがまだ歴史の浅いK-POPというジャンルに参加しているわけですから、「アメリカのアーティストと作業したくないの?」と周りの人が思うのも自然だろうな~と思います。

 

それでも彼女はやりがいを感じてK-POP楽曲の制作に携わっているのだから、K-POPの力はすごいな、と感じました。

 

それにしても、Big HitはFontanaさんとLindgrenさんを重宝してますね(笑)

 

BTSだけでなく、TXTのアルバムでも「The Dream Chapter: MAGIC」収録曲8つのうち3つでクレジットされています。

(「Run Away」「그냥 괴물을 살려두면 안 되는 걸까」「Angel or Devil」)

 

これからもBig Hitと組んで曲作りしていくのかな!?