Marble0402

K-POP英語コンテンツの日本語訳。たまに韓国語も。

【TXT日本語訳】teen VOGUE TXTカムバ記事

2020年4月28日にTeen VOGUEに掲載された「TXT Announce Comeback with "The Dream Chapter: ETERNITY" Trailer」の日本語訳です。

www.teenvogue.com

☆☆☆

TXTが「The Dream Chapter: ETERNITY」のトレイラーと共にカムバックを知らせる

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The Dream Chapter: Eternityのコンセプトフォト

 

世界のMOAたちは、TOMORROW x TOGETHER(またはTXTとしても知られる)が公式に待ち望まれていたカムバックをアナウンスしたことで、それに対する準備を整えている。

 

4月27日、その5人組はユーチューブ上の短いトレイラーと共に次の新アルバムのタイトルを「The Dream Chapter: ETERNITY」と明かした。たった18秒のものではあったが、その新しいトレイラーは以前のものと同じくらい魅力的で神秘的なように感じる。

 

MOAとして知られるTXTのファンたちは、メンバーたちが日常的に行うライブ放送でたびたび小さなヒントを提示するのをみて、何週間もの間熱心に新しいアルバムについての細かな内容を予測してきた。TXTがインスタライブでビービー・レクサと話していた時、ヒュニンカイが夏のカムバックに向けて準備しているかなぁとこぼしていたが、新アルバムはもっと早くリリースされるようだ。(たった3週間しかない!)

 

5月18日の韓国標準時午後6時に公開されることになっているThe Dream Chapter: ETERNITYは2019年に披露された、5曲を含んだEP「The Dream Chapter: STAR」と彼らの公式的なデビューアルバム(フルアルバムって意味かな?)「The Dream Chapter: MAGIC」の2作につづくものである。

 

The Dream Chapterの初めの2作での遍歴はグループのビックデビューを記録し、メロンミュージックアワードの「ルーキー・オブ・ザ・イヤー2019」やMnetミュージックアワードの「べスト・ニュー・メール・アーティスト2019」を含む待望される様々な賞を獲得し、国際的な称賛も得た。

 

4月28日、Weverseで知らされた新しいアルバムの予約販売の開始と偶然同じなことに、Big HitはETERNITYの2つ目のトレイラーをリリースし、今度はコンセプトトレイラーの形式だった。そしてその5分間のビデオを感情のローラーコースターというのは過小評価であろう。

 

睡眠術にかけられているような、音声のない器楽曲がかけられ…それはユーチューブの説明欄によるとTXTの新曲「ドラマ」のリミックスバージョンだが…そのコンセプトトレイラーは5人のメンバーが小さな丸いテーブルに寄せ集まっている場面から始まる。お菓子を一緒に食べ、ゲームをし、メンバーたちは無頓着に他のメンバーとエネルギーを得ている。

 

しかし、その物語が進むにつれて、テーブルは大きくなっていきメンバーの距離も離れている。終わりには、リーダーのスビンは一人取り残されてしまう。彼がメンバーに近づくためにテーブルを越えて進もうとしたとき、彼は自身がとらわれていることを知り、ユン・サンの「ある人A」がバックグラウンドミュージックとして流されているのと共に彼の消された叫びを私たちは目撃することとなる。そして私たちがこれらすべてが何を意味するのか(いまだに)分からない中、私たちはすでに好奇心をそそられてしまっている。

 

The Dream Chapter: ETERNITYに関するさらなる詳細はまだ知らされていないが、Big Hitのことだから、きっとすぐさらなる情報を得ることになるだろう。それまでは、下の新しいトレイラーを見ておこう。

 


TXT (투모로우바이투게더) The Dream Chapter: ETERNITY Concept Trailer

 

☆☆☆

 

このコンセプトトレイラー、ほんとに鳥肌が経ちました…

美しくもあり、怖くもある感じ。

いったいどんなストーリーが表されているのでしょうか…

 

TXTにとっては今回で3つめのアルバムになるわけですが、デビュー時と比べるととても大人びた感じがします。

 

今回のカムバックでどんな新しい姿をみせてくれるのかが非常に楽しみです。

 

【日本語訳】K-POPスターを支えるアメリカ人たち⑤

2020年3月29日にCNN Entertainmentに掲載された「You know your K-pop stars. Now meet the American producers and songwriters behind them」の日本語訳です。

 

非常にボリュームがあるため、数回に分けて投稿していこうと思います!(笑)

 

長かったこのシリーズもついに今回でラスト!

 

今回は「Chikk」について紹介します。

 

K-POPスターは知っている。それなら彼らを支えるアメリカ人プロデューサーとソングライターに会いにいこう!#5

 

【元記事】

 BTS, Red Velvet, Blackpink: Meet the American producers and songwriters behind your favorite K-pop stars - CNN

 

☆☆☆

 

Chikk

 

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K-POPグループEXOのレイとChikk

《Chikkの楽曲》

EXO「Overdose」「Monster」、少女時代「Mr.Mr.」、テヨン(少女時代)「Why」、レッドベルベット「Red Dress」、NCT 127「Kick It」

 

Rodnae "Chikk" Bellはすでにソングライター歴一年目にして、Iggy Azalea、Jordin Sparks、Jennifer Hudsonなどアメリカの大物に歌詞を書いてきた。だからパブリッシャーが彼女に対して韓国に行きたいか尋ねたとき、彼女はあんまり乗り気ではなかった。

 

「なんで?って感じでした。だけどパブリッシャーはその話に聞き入っていて、『あなたならうまくやれる!』といった感じでした。正直自分はやろうと思わなかったけど、費用がかからなかったし彼らがおごってくれるっていうから行くことにしました。」とChikkは言う。

 

Chikkは2013年に韓国へ飛んだ。そしてそれが海外アーティストとの作業で外国に滞在する初めての経験にもかかわらず、EXOの「Overdose少女時代の「Mr.Mr.」という2つの大ヒット曲をかきあげて母国へ帰ってきた

 

「2回も1位を記録して、『わお、私ほんとにこの分野が得意なのかも』って感じでした。」とChikk。「今は平均して1年に4回は韓国に行っているの。」

 

ChikkはThe StereotypesのYipの発言と似たことを言った。アメリカのアーティストが彼らの音楽への評価を非常に欲している一方、K-POPアーティストはもっと複雑なメロディーと変化を音楽中に求めているということについてだ。Chikkはその理由ははるばる朝鮮戦争にまでさかのぼるという。

 

戦争の間に多くのアメリカ軍人が韓国に駐在したため、Nat King ColeLouis Armstrongを含むジャズのスーパースターたちが軍人を支援するために現地で演奏を行った。韓国の海外文化広報院によると、彼らの音楽は韓国人の間で大流行となったそうだ。

 

「だから再建の時から、韓国は技術的に複雑なメロディーにより成り立っていて、国として団結する重要な時期には黒人音楽の上に成り立っていた。」とChikkは言う。

 

しかし、K-POPにとって原動力となった黒人音楽と文化が理由で、K-POPは文化を横取りしたものだと批判されてきた。

 

K-POPアーティストがミュージックビデオの中でドレッドロックス(レゲエミュージシャンがやるような、髪の毛を縮らせて細く束ねたヘアスタイル)やコーンロウを行うことから、ブラックフェイスでパフォーマンスすることまで、多くのK-POPと韓国のヒップホップアーティストは黒人文化を盗んでいるということや露骨な人種差別者としてたたかれてきた。

 

しかし、韓国は世界でも多様な人種が存在する国の一つであり、そのためアーティストや芸能事務所はいまだに文化の横取りと称賛の間で「みんなが満足できる地点」を見つけるよう努力しているとChikkは言う。

 

Chikkによれば、K-POPアーティストが文化の盗用で非難されることより心が痛いのは、ソングライターにあたえられる楽曲クレジットが欠けていることであるという。

 

「何年か前に、韓国のチャートでは多人種のアーティストをみることができないと聞いたことがあるのを覚えています。それが韓国の重役が私に伝えたことです。」とChikkはふりかえる。「だけど周りを見回せば、みんな違う人種の間で曲を書いていました。私にとってそれは傷つくことだし、それは私たちが戦っていることだと思います。アーティストたちを本当に助けている人々へ敬意をはらえる開放さが、本当の彼らを形作ってくれると思います。」

 

彼女自身のデビューシングル「Happy Now」をリリースしたばかりのChikkは、K-POP制作作業の間に学んだ韓国スタイルをとりいれるため、今は自身の楽曲制作にとりくんでいるという。

 

「私は世界のあちこちで自分自身を見つけました。」とChikkは言う。「K-POPは私にこのアイデンティティをもたらしてくれたし、自分がすごいことを成し遂げるために生まれてきたということを感じさせてくれました。

 

☆☆☆

 

Chikkさんは今まで紹介してきた方々とは違い、韓国での活動に懐疑的だったんですね。

 

そんな彼女がひょんなことから韓国へ行き、K-POPのヒットを生み出し、新たなインスピレーションを得て、彼女がK-POPを特別なものだと思うようになるという、面白いお話でした。

 

K-POPの力は絶大だ…

【日本語訳】K-POPスターを支えるアメリカ人たち④

2020年3月29日にCNN Entertainmentに掲載された「You know your K-pop stars. Now meet the American producers and songwriters behind them」の日本語訳です。

 

非常にボリュームがあるため、数回に分けて投稿していこうと思います!(笑)

 

今回は「Bekuh BOOM」について紹介します。

 

K-POPスターは知っている。それなら彼らを支えるアメリカ人プロデューサーとソングライターに会いにいこう!#4

 

【元記事】

 BTS, Red Velvet, Blackpink: Meet the American producers and songwriters behind your favorite K-pop stars - CNN

 

☆☆☆

 

Bekuh BOOM

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《Bekuh BOOMの楽曲》

テヤン「Eyes, Nose, Lips」、ブラックピンク 「Whistle」「Ddu-Du Ddu-Du」「Kill This Love」、iKON「Goodbye Road」

 

ブラックピンクのファンにとっては、「Boombayah」が「boombayay」とというタイトルで呼ばれずにすんだという事実を、Bekuh BOOMに感謝しなければならない。

 

25歳のシンガーソングライターがYGエンターテインメントのプロデューサーTeddyから「ブラックピンクのデビューシングルの作詞を手伝ってほしい」との文章を送られたとき、Teddyは彼女にその曲のタイトルを「Boombayay」と伝えようとした。しかし彼女はそれを「Boombayah」と読み、そのことがブラックピンク爆発的人気に一躍買った。

 

Bekuhが作詞を始めたのは10歳の時。両親の離婚という事実に立ち向かうための一つの方法としてだ。

 

「私が初めて書いた曲は両親の離婚についての曲で、『I'm Stronger』というものです。」とBekuhは言う。「それからというもの、学校で男の子を好きになった時だったり何かしらの経験をするたびに、家へ帰って、ドアを閉めてノートを取り出してただいくつも曲を書いていました。」

 

彼女の才能にもかかわらず、Bekuhの曲はアメリカのアーティストの興味をひくことができなかった。しかし幸運なことに、YGエンターテインメントの興味をひくことはできた。

 

YG側は彼女を韓国へ呼び寄せた。彼女は遠慮がちで自分には場違いのように感じていたが、彼女が初めて一緒に作業できたアーティストはテヤンだった。彼とBekuhは、共通するクリスチャン精神により結びつきを深め、次に彼女がすることとなったのは、「Eyes, Nose, Lips」のコーラス部分の作業だった。

 

「わたしがその曲を受け取った時、韓国の会社にとって私は価値ある人材だったんです。」とBekuhは言う。「だけどアメリカではだれも気を留めてくれない…だからとりあえず1年間韓国に住むことを決断しました。」

 

Bekuhの作詞能力のおかげで、ブラックピンクは瞬く間に韓国のトップガールズグループとなった。しかしBekuhは「Kill This Love」が一番の成功だと感じている。アメリカのiTunesでチャート入りを果たしたからだ。

 

「その曲は1位にまでなり、そのことは私にとって非常に大きなことでした。だって私は1年後に自分の曲を自分の国で流してもらうのに地球の反対側までとばなければならなかったから。」とBekuhは言う。「スタート地点では、誰も私を信じていなかったし理解できなかった…だから私のキャリアは全部TeddyとYGのおかげだと感じています。」

 

Bekuhはジェニファー・ロペスの新曲に参加し、ロペスが今年中にリリースを考えているEPでも作業をしているという。しかし彼女が作業の範囲を広げるとしても、K-POPは彼女の心の中で特別な位置にあるものだそうだ。

 

K-POPはいろんな方法で私の人生を豊かにしてくれて、違う見方や違う生き方を教えてくれた。」とBekuhは言う。「Teddyやその周りの誰かが私を必要とするなら、彼らのためになんでもしようと思っています。だって彼らは私の人生をもっといいものに変えてくれたから。」

 

☆☆☆

 

Bekuhさんはアメリカ人ソングライターにもかかわらず、韓国人と作業した後にアメリカ人とも作業するようになるという、驚きの経歴を持つ方ですね。

 

こんなこともあるんですね!

 

K-POPは国籍も超えて、いろいろな方の人生に大きな影響を与えているということを改めて実感しました。。

 

【日本語訳】K-POPスターを支えるアメリカ人たち③

K-POPスターは知っている。それなら彼らを支えるアメリカ人プロデューサーとソングライターに会いにいこう!#3

 

2020年3月29日にCNN Entertainmentに掲載された「You know your K-pop stars. Now meet the American producers and songwriters behind them」の日本語訳です。

 

非常にボリュームがあるため、数回に分けて投稿していこうと思います!(笑)

 

今回は「Melanie Fontana & Lindgren」について紹介します。

 

【元記事】

 BTS, Red Velvet, Blackpink: Meet the American producers and songwriters behind your favorite K-pop stars - CNN

 

☆☆☆

 

Melanie Fontana & Lindgren

 

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Melanie Fontana,、Lindgren (真ん中)、 マネージャーのJustin Garza.

《Melanie Fontana & Lindgrenの楽曲》

BTS「Boy With Luv」「ON」「Euphoria」、Twice「Trick It」、I.O.I「Crush」、TXT「Crown」、EVERGLOW「Bon Bon Chocolate」

 

ソングライターのMelanie FontanaプロデューサーのLindgrenは、K-POP界で一番の勢力を誇るBTSと作業をした究極のパワーカップルだ。

 

Fontanaのソングライターとしてのキャリアは、ジャスティン・ビーバーの「Home This Christmas」の作詞に参加した後、彼女がたったティーンエイジャーだったときにはじまった。彼女は2013年にK-POP界への進出を果たし、少女時代の「Stay Girls」の作詞を手伝った。

 

しかし彼女の生活はBTSジョングクの「Euphoriaの作詞に参加したときに一変することとなった。

 

「もしあのときにこのようなことが起こらなかったら、私たちがいまこうしていられるとは思いません。」とFontanaは言う。

 

「彼らはいつも決まってスタジアムで公演をしたし、その規模の大きさに信じられなかった。BTSがスターだということは知っていたし、いつも遠く離れたところから彼らをすごいと思っていた。だけど、彼らが本当に私のようなちっぽけな女の子と作業したいだなんて、考えもしなかった。わかりますよね?だけど、ほんとに一緒に作業することになったんです。」

 

Fontanaの才能をみて、BTSが所属するBig Hitエンターテイメントはグループ用の曲の作詞のために再び彼女に助けを頼んだ。

 

FontanaとLindgrenはスタジオに直行し、ロサンゼルスとソウルの間で曲のアイデアを何度も送りあったのち、「Boy with Luvは誕生した。

 


BTS: Boy with Luv (Live) - SNL

 

この曲はすぐにビルボードチャートでトップにかけあがり、アメリカで100万枚以上を売り上げたためアメリカレコード協会によってプラチナ認定を受けた。

 

「The Late Show with Stephen Colbert」から「Times Square on New Year’s Eve」まで、「Boy With Luv」は様々な場所で披露された。FontanaはBTSが「SNL」で「Boy With Luv」を披露する際、バックボーカルとして彼らと共演する機会さえ得た。

 

そしてFontanaとLindgrenがこの曲はほかのプロデューサーやソングライターとの緻密な努力の成果だと考える一方、自分たちが制作に参加した曲が成功したことは「人生において最高の栄誉の一つ」とみなしている。

 

まるで自分の芸術作品がルーブル美術館に展示されているかのようです。」とFontanaはいう。

「アーティストはみな人々からの称賛を望む気持ちが強いはずだし、それはとても満足感が得られることです。特に、長い間思ったよりもいい評価を得てこなかったジャンルで作業するときは余計にその気持ちが大きいです。」

 

「私がK-POPの歌詞を書き始めたとき、アメリカ人の同僚の何人かはアメリカで旋風を起こすようなアーティストと作業したいと思わないの?』という感じでした。私はただK-POPへこのような親しみがあったから『まあ、そうね。確かにアメリカのアーティストに曲を書きたいけど、この仕事にも熱中しているの。』と。」

 

☆☆☆

 

Fontanaさんメインの記事だったようです。

 

アメリカのソングライターさえ虜にするBTS、やっぱりすごいですね(笑)

 

興味深かったのは、FontanaさんがK-POPの作詞に参加することへのやりがいについて。

 

確かに、アメリカは長い間世界の音楽の中心で、その国のソングライターがまだ歴史の浅いK-POPというジャンルに参加しているわけですから、「アメリカのアーティストと作業したくないの?」と周りの人が思うのも自然だろうな~と思います。

 

それでも彼女はやりがいを感じてK-POP楽曲の制作に携わっているのだから、K-POPの力はすごいな、と感じました。

 

それにしても、Big HitはFontanaさんとLindgrenさんを重宝してますね(笑)

 

BTSだけでなく、TXTのアルバムでも「The Dream Chapter: MAGIC」収録曲8つのうち3つでクレジットされています。

(「Run Away」「그냥 괴물을 살려두면 안 되는 걸까」「Angel or Devil」)

 

これからもBig Hitと組んで曲作りしていくのかな!?

【日本語訳】K-POPスターを支えるアメリカ人たち②

2020年3月29日にCNN Entertainmentに掲載された「You know your K-pop stars. Now meet the American producers and songwriters behind them」の日本語訳です。

 

非常にボリュームがあるため、数回に分けて投稿していこうと思います!(笑)

 

今回は「The Stereotypes」について紹介します。

 

【元記事】

 https://edition.cnn.com/2020/03/29/entertainment/bts-blackpink-kpop-american-producers-trnd/index.html

 

☆☆☆

 

K-POPスターは知っている。それなら彼らを支えるアメリカ人プロデューサーとソングライターに会いにいこう!#2

 

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The StereotypesのCharm、Jonathan Yip、Ray Romulus、Jeremy Reeves。

The Stereotypes

 

《The Stereotypesの楽曲》

レッドベルベット「Bad Boy」、BoA 「Kiss My Lips」、テミン「Press Your Number」、Super Junior「Devil」、Jessi 「Gucci

 

 

この制作・作詞チームはJonathan Yip、Ray Romulus、Jeremy Reeves、そしてCharmにより構成されている。

 

The Stereotypesは、2000年代初頭にYipの空いていた寝室からはじまったかもしれないが、ジャスティン・ビーバーの「Somebody to Love」クリス・ブラウンの「Beg For It」、そしてFifth Harmonyの「Deliver」などの楽曲で作業し、ロサンゼルスで一番人気のある制作チームのひとつとなった。

 

2018年にはブルーノ・マーズの「That's What I Like」2つのグラミー賞を獲得し、2008年にはFar East Movementの「Girls on the Dance Floor」でアジア人の楽曲をアメリカ音楽の最前線へともたらしさえした。

 

 

しかし「Girls on the Dance Floor」のヒット後、The Stereotypesはスランプにぶち当たった。

 

 

「お互いに話をした。『おい、俺たちこれからどうする?』みたいにね。」とYip。

 

「小切手は入ってこないし、入ってきた小切手は全部家賃へ回ってしまう。だから「これからどうするんだ?」って感じだったよ。」

 

 

しかし、SMエンターテインメントの幹部がロサンゼルスにいる彼らのもとを訪れた際、K-POPの世界について深く掘り下げる機会がやってきた。

 

「僕たちは彼らにいくつもの楽曲を演奏して、SM側は2つの曲を採用した。1つは少女時代の『XYZ』に使われるものだった。」とYipは言う。

 

その後SMは彼らを韓国へ招き、そこでThe Stereotypesは一週間に20曲以上の楽曲制作を始めた。

 

それが大変な作業だった一方で、YipによればK-POPアメリカ音楽とは異なる形で彼らをクリエイティブにさせてくれたという。

 

アメリカでは、みんなシンプルな音楽を望んでいる。例えばfour-bar loop(リズムの一種?)とかね」

 

 

「だけど韓国にいるときほんとにストレスだったのはビート(拍子)の変化だ…バース(序奏部)からプレフック(サビの前の部分)まで、変化があるんだ。2つめのサビからブリッジ(間奏)までにも、また変化がある。リスナーの感情を常に変化させられるようにすることを求められ、それが僕たちをより音楽的にさせてくれるからその点でK-POPの楽曲制作が大好きだ。」とYipは付け加える。

 

☆☆☆

 

私自身、(言語の違いは抜いても)「K-POPと洋楽ってなんか違うけど、なにが違うのかな?」と考えたことがありました。

 

今回この記事を読んで、「そうか、リズムの変化の仕方の違いか!」とピンときました。

 

確かに、洋楽はリズムが一定のものが多いかも。対してK-POPは一曲の中でもたくさんのリズムを耳にすることができる。

 

私は洋楽で気に入った曲が出てくることはめったにないんですが、K-POPの曲はお気に入りだらけです(笑)

もしかしたら、頻繁にリズムが変化するということもその要因なのかも。

 

上で出てきた曲の中なら、特にレッドベルベットの「Bad Boy」が大好きですね~

これは傑作だと思う。


Red Velvet 레드벨벳 'Bad Boy' MV

 

また、アメリカ人プロデューサー・ソングライターの方にとってK-POP楽曲制作がチャレンジングなことだったということに驚き。

 

自身がアメリカ音楽の制作で培ったものをただ提供するだけではなく、K-POPにあわせた形式で作業する必要性から、製作者自身もクリエイティブになれた、という言葉は興味深かったです。

【日本語訳】K-POPスターを支えるアメリカ人たち①

2020年3月29日にCNN Entertainmentに掲載された「You know your K-pop stars. Now meet the American producers and songwriters behind them」の日本語訳です。

 

非常にボリュームがあるため、数回に分けて投稿していこうと思います!(笑)

 

【元記事】

http://You know your K-pop stars. Now meet the American producers and songwriters behind them

 

☆☆☆

もうK-POPスターは知っている。それなら彼らを支えるアメリカ人プロデューサーとソングライターに会いにいこう!

 

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BTS

 

そう、韓国は小さい。その国全体、そして北側の隣人(北朝鮮のことを指す)をたしても、ミシガンより小さいことになる。しかしその小さな国の中で、世界中を嵐に巻き込んだ革命的なものが誕生した…韓国のポップ音楽、つまり「K-POP」である。

 

昨年、ロンドンのウェンブリースタジアムで行われたBTSのコンサートは9万人を動員し、チケットはたった90分で売り切れた。ブラックピンクの「Kill This Love」ミュージックビデオは初めの24時間で5600万回以上の再生を達成した。たった10年前には世界がK-POPの存在さえ知らなかったことを考えると、これらはとんでもない偉業である。

 

K-POPが韓国最大の輸出材料になるのに伴い(BTSだけでも韓国のGDPのうち46.5億ドルを占めている。)、芸能事務所は次のヒットを生み出すため、最高のソングライターとプロデューサーを募集している。そしてその多くは図らずもアメリカ出身なのである。

 

そしてそれらのアメリカ人ソングライター・プロデューサーが、ブルーノ・マーズジャスティン・ビーバーといったアメリカ国内における著名なアーティストと作業したことがある一方、彼らの多くが、K-POPアメリカでの活動にいきづまったときに彼らの輝きを保ってくれたものものとして認めている

 

「音楽業界では、浮き沈みが本当に激しい。いいときはほんとに好調だし、悪いときはほんとにうまくいかない。この業界で生き残るのは難しい。」プロダクションとソングライティングチーム「The Stereotypes」のJonathan Yipは言う。

 

「僕たちは何度も作業をやめたことがある…だけど韓国に行く機会を得て、そこで私たちを受け入れてくれたんだ。」

 

テヤン(BIGBANG)による不朽の「Eyes, Nose, Lips」から、BTSの最新ヒット「ON」まで、これらのアメリカンソングライター・プロデューサーが、私たちの愛する楽曲の制作を手伝うため、才能を注いできた。

 

以下が現在のK-POP界において有力なアメリカ人ソングライター・プロデューサーの一部である。

 

《The Stereotypes》

レッドベルベット「Bad Boy」

 BoA 「Kiss My Lips」

テミン 「Press Your Number」

Super Junior 「Devil」

Jessi 「Gucci

 

《Melanie Fontana & Lindgren》

BTS 「Boy With Luv」「ON」「Euphoria

Twice 「Trick It」

I.O.I 「Crush」

TXT 「Crown」

EVERGLOW 「Bon Bon Chocolate」

 

《Bekuh BOOM》

テヤン「Eyes, Nose, Lips」

ブラックピンク 「Whistle」「Ddu-Du Ddu-Du」「Kill This Love」

iKON 「Goodbye Road」

 

《Chikk》

EXO 「Overdose」「Monster」

少女時代 「Mr.Mr.」

テヨン(少女時代)「Why」

レッドベルベット「Red Dress」

NCT 127「Kick It」

 

☆☆☆

 

今後数回に分けて、これらのソングライター・プロデューサーについてより詳しく紹介していきたいと思います。

 

個人的に「K-POP」といえば、「ザ・Made in Korea」なイメージがありましたが、予想以上にアメリカ音楽の影響が入ってきていることがわかります。

 

驚くことに、TWICEやI.O.Iまで。

 

特にBTS、ブラックピンク、NCTあたりは北米で人気ですが、やっぱりアメリカの音楽の要素をとりいれている、というのも売れている要因なんでしょうか?

 

それにしても、K-POPが北米で流行るという現象、何度考えてもなんか不思議だし驚きなんだよな~

わたしと英語のストーリー

 

6才。この年齢が、わたしが覚えている最古の「英語」に関する記憶である。

 

年長の時、幼稚園の課外活動で英語を習いはじめた。

 

自分から習いたい、といったらしい。

 

その時の記憶はあまりないが、英語を学ぶのが楽しかったことだけは覚えている。

 

「クラスメートが好き」「先生がきれいだった」とかではなく、

 

「英語」そのものにワクワクする感覚。

 

未知の言語を学んで、新しい世界がみえてくるような、そんな感覚。

 

これがおもしろくて、教室に通い続けた。

 

小学校2年生になるころ、その幼稚園での英語教室をやめた。

 

あまり覚えてないが、英語をやりたくなくなったわけではなくて、年齢的な理由でやめたと思う。

 

もちろんわたしは英語が好きだったので、その後は通信教材をつかって学ぶことにした。

 

ネイティブの先生と対面式の英語教室とはちがい、パソコンを使って学ぶ方式だった。

 

それでもすっごく楽しかった。

 

「英語」そのものにワクワクしていたからだ。

 

最終的に、その教材を最後までやり切った記憶がある。

 

小学5年生。友人に誘われて、近くの英会話教室に通いはじめた。

 

年が近い仲間たちや気さくな先生とレッスンするのが、いつも楽しみだった。

 

英検にも初挑戦した。

 

受験勉強が楽しかったし、受かったからもっとうれしかった。

 

中学一年生。わたしといっしょに英会話教室に通っていた子が英会話をやめた。

 

それでも私は、迷わず英会話教室に通い続けた。

 

英語が好きだったし、厳しいけど熱心に教えてくれる、素敵な先生に出会ったからだ。

 

中学校では英語の成績が良かった。

 

何回も100点をとったし、わたしは「英語ができる子」と認識されていたと思う。

 

 

 

 

高校一年生。県内でも偏差値の高い高校に合格した。

 

他の教科ができるわけではない分、「英語だけは」と自信を持っていた。

 

だけど、その自信は崩された。

 

文法は難しくなり、クラスメイトは自分より頭が良くて、

得意な英語でさえ、中の上くらいの成績。

 

部活として選んだ英語ディベート部では、

他校の英検1級をもってる子がいるチームと戦わなきゃいけなかったり、

思うより自分がいいたいことを英語でいえなくて、苦労した。

 

高校2年生。大好きだった英語の先生が英会話教室をやめてしまい、わたしも英会話教室をやめることにした。

 

だから、英語へのモチベーションがさがることも多くあった。

 

それでも、英語ディベートの大会で何回か賞をもらった。

苦しかった分、救われた気持ちだった。

 

高校三年生。センター試験の英語で大失敗。

 

結果、第一志望の大学は諦めた。

 

難しくないはずのセンターで、しかも本番だけ、あんな点数をとってしまった自分が情けなかった。

 

「センター英語だけは、絶対に高得点をとれなきゃいけなかった」

 

何度だって、こう思った。

 

無事に大学1年生。外大に入学して、新たな目標ができた。

 

TOEIC900点と英検1級をとること。

 

だって外大生なのに、この2つをもってなかったら、「なんかカッコ悪い」。

 

大学2年生。TOEIC900点は達成した。

 

だけど英検1級は落ちた。

 

合格まであと一歩だったけど、合格までにはすごく大きな壁があることを感じた。

 

難しくて、しんどかったけど、頑張って時間つくって、必死に勉強した。

 

それでもだめだったから、泣きまくったし、つらかった。

 

「自分にはできないのかな?カッコ悪いな。」

 

これがあって、今は英語との付き合い方がわからなくなっている。

 

わたしはどうやって英語と向き合ったらいいのだろう?

 

☆☆☆

 

振り返れば、年を重ねるにつれて、純粋に英語を楽しむことができなくなっていったと思う。

 

英語は受験教科だから、学生の立場としては、「周りの人よりできること」が重要だ。

 

だから自分も、「周りの人よりできる」のを感じたときに安心できた。

 

だけど、それと同時に「周りと比べるクセ」もひどくなっていった。

 

そして「できなきゃいけない」という負担がどんどんのしかかって、

 

いつの間にか「英語、しんどいなぁ」って思う瞬間も増えた。

 

英語とどう向き合ったらいいのか、わからなくなった。

 

それでも幸いなことに、「英語へのときめき」を感じる瞬間は、ある。

 

私が英語をはじめたときと全く同じ、あの感覚。

 

「何点とりたい」という目標や、「これじゃカッコ悪い」という意識を持つことは悪くはないだろう。

 

でもそれが原因でワクワク・ときめきを失ってしまったら、意味がない気がする。

 

昔の自分にも申し訳ない気がする。

 

飽き性で、興味の幅も偏ってるわたしを、

15年もワクワクさせつづけてくれている、「英語」という特別な存在。

 

そして、その「英語」という特別な存在をみつけだしてくれた、6才のわたし。

 

この縁を、ずっとつないでいきたい。

 

だから、これからは「英語へのときめき」を一番大事にして、

 

ときには立ち止まったり、一歩下がりながら、

 

英語とこれからも長く、仲良く付き合っていく。

 

それが、わたし自身にかけてあげたい言葉である。

 

 

 

これからも、わたしと英語のストーリーは続きます。

 

 

 

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