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K-POP英語コンテンツの日本語訳。たまに韓国語も。

【日本語訳】K-POPスターを支えるアメリカ人たち④

2020年3月29日にCNN Entertainmentに掲載された「You know your K-pop stars. Now meet the American producers and songwriters behind them」の日本語訳です。

 

非常にボリュームがあるため、数回に分けて投稿していこうと思います!(笑)

 

今回は「Bekuh BOOM」について紹介します。

 

K-POPスターは知っている。それなら彼らを支えるアメリカ人プロデューサーとソングライターに会いにいこう!#4

 

【元記事】

 BTS, Red Velvet, Blackpink: Meet the American producers and songwriters behind your favorite K-pop stars - CNN

 

☆☆☆

 

Bekuh BOOM

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《Bekuh BOOMの楽曲》

テヤン「Eyes, Nose, Lips」、ブラックピンク 「Whistle」「Ddu-Du Ddu-Du」「Kill This Love」、iKON「Goodbye Road」

 

ブラックピンクのファンにとっては、「Boombayah」が「boombayay」とというタイトルで呼ばれずにすんだという事実を、Bekuh BOOMに感謝しなければならない。

 

25歳のシンガーソングライターがYGエンターテインメントのプロデューサーTeddyから「ブラックピンクのデビューシングルの作詞を手伝ってほしい」との文章を送られたとき、Teddyは彼女にその曲のタイトルを「Boombayay」と伝えようとした。しかし彼女はそれを「Boombayah」と読み、そのことがブラックピンク爆発的人気に一躍買った。

 

Bekuhが作詞を始めたのは10歳の時。両親の離婚という事実に立ち向かうための一つの方法としてだ。

 

「私が初めて書いた曲は両親の離婚についての曲で、『I'm Stronger』というものです。」とBekuhは言う。「それからというもの、学校で男の子を好きになった時だったり何かしらの経験をするたびに、家へ帰って、ドアを閉めてノートを取り出してただいくつも曲を書いていました。」

 

彼女の才能にもかかわらず、Bekuhの曲はアメリカのアーティストの興味をひくことができなかった。しかし幸運なことに、YGエンターテインメントの興味をひくことはできた。

 

YG側は彼女を韓国へ呼び寄せた。彼女は遠慮がちで自分には場違いのように感じていたが、彼女が初めて一緒に作業できたアーティストはテヤンだった。彼とBekuhは、共通するクリスチャン精神により結びつきを深め、次に彼女がすることとなったのは、「Eyes, Nose, Lips」のコーラス部分の作業だった。

 

「わたしがその曲を受け取った時、韓国の会社にとって私は価値ある人材だったんです。」とBekuhは言う。「だけどアメリカではだれも気を留めてくれない…だからとりあえず1年間韓国に住むことを決断しました。」

 

Bekuhの作詞能力のおかげで、ブラックピンクは瞬く間に韓国のトップガールズグループとなった。しかしBekuhは「Kill This Love」が一番の成功だと感じている。アメリカのiTunesでチャート入りを果たしたからだ。

 

「その曲は1位にまでなり、そのことは私にとって非常に大きなことでした。だって私は1年後に自分の曲を自分の国で流してもらうのに地球の反対側までとばなければならなかったから。」とBekuhは言う。「スタート地点では、誰も私を信じていなかったし理解できなかった…だから私のキャリアは全部TeddyとYGのおかげだと感じています。」

 

Bekuhはジェニファー・ロペスの新曲に参加し、ロペスが今年中にリリースを考えているEPでも作業をしているという。しかし彼女が作業の範囲を広げるとしても、K-POPは彼女の心の中で特別な位置にあるものだそうだ。

 

K-POPはいろんな方法で私の人生を豊かにしてくれて、違う見方や違う生き方を教えてくれた。」とBekuhは言う。「Teddyやその周りの誰かが私を必要とするなら、彼らのためになんでもしようと思っています。だって彼らは私の人生をもっといいものに変えてくれたから。」

 

☆☆☆

 

Bekuhさんはアメリカ人ソングライターにもかかわらず、韓国人と作業した後にアメリカ人とも作業するようになるという、驚きの経歴を持つ方ですね。

 

こんなこともあるんですね!

 

K-POPは国籍も超えて、いろいろな方の人生に大きな影響を与えているということを改めて実感しました。。